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「やんばる妊婦の広場」名護市情報編8月号

メールマガジン「やんばる妊婦の広場」北部広域情報編
平成19年8月7日号

毎日、暑い日が続いていますね。それでは今月号の目次です。

【情報編】
○地域限定情報
○連載「助産師すずの願い事」
第4回は「母乳で育てる?生活環境編」
【Q&A編】
○妊婦の整骨院利用について

【情報編】
☆地域の妊産婦限定情報☆
お住まいの地域は今月、特に情報はありません。
○北部地区医師会病院の助産師、鈴江さんによるメルマガ連載
助産師すずの願い事 第4回目「母乳で育てる?生活環境編」

赤ちゃんといえば、おっぱいと連想されるほど当たり前のことですが、 私たちの生活では、母乳を与えているお母さんを公共の場面では見る ことがありません。
≪何だか寂しいなぁ≫

私たちは、猿まねで学習していきます。実際、見ていないものを上手く こなすことは土台無理な話。母乳で育てたいけれど、情報はどこから・・・?

親からの情報が多いと思いますが、その世代は、ミルク全盛期、高度 成長期ですから、完全母乳に対して、逆にプレママは、不安をあおられる 事が多く、母乳育児に困惑してしまっている電話相談を度々受けます。

ヒトは哺乳動物だったはず、本能にはその仕組みが備わっているので、 母乳で育てられます。安心してください。あなたの傍で助産師がサポート しています。女から女へ引き継がれる母乳育児、でも、生活環境が 整っていないと、精神的にもいっぱいいっぱいです。

さあ、そこでパートナーにも一役買っていただき、おっぱいを持って いないお父さんだからこそ、やさしくお母さんの心をサポートして下さい。 慣れない育児でクタクタな彼女は悲鳴を上げています。声にならない声で・・・。

次回予告:母乳で育てる?妊娠中ケア編

■妊娠、出産についての質問やメルマガの感想をお寄せ下さい。このメールに返信するだけで届きます。
■Q&A編も続けてお読み下さいね。

【Q&A編】妊婦の整骨院利用について
Q.妊娠中でも整骨院に行っていいの?
以前の出産後から腰痛に悩まされ、整骨院に通っていました。妊娠が発覚した後は 行っていませんが、たまに痛むことがあります。できれば妊娠中も整骨院に行きたい のですが、流産、早産の危険性はあるのでしょうか?
A.(回答者:北部地区医師会病院婦人科 平岡邦彦先生)

安定期に入って妊娠の経過に特に異常がなく、順調であればまず大丈夫でしょう。 整骨院でのマッサージの仕方にもよりますが、長時間、仰向けになるなどの無理 な姿勢をとるものや、お腹を圧迫したり無理に動かすようなものでなければOKです。

万が一施術の後、お腹が痛くなったリ、出血があったりしたら、すぐ産科を受診 してください。なお、出産後の腰痛ということですので、おそらく坐骨神経痛では ないかと思いますが、整骨院での治療は痛みの緩和に有効です。家庭でもぬるめの 温浴をしたり、冷湿布または温湿布(冷たいのと温かいののうち、気持ちよく 感じる方を使ってください)は効果があるようです。