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「やんばる妊婦の広場」名護市情報編9月号

メールマガジン「やんばる妊婦の広場」北部広域情報編
平成19年9月7日号

朝夕、少しずつ涼しくなってきました。それでは今月号の目次です。

【情報編】
○地域限定情報
○連載「助産師すずの願い事」
第5回「母乳で育てる?妊娠中ケア編」
【Q&A編】
○無痛分娩について

【情報編】
☆地域の妊産婦限定情報☆
お住まいの地域は今月、特に情報はありません。
○北部地区医師会病院の助産師、鈴江さんによるメルマガ連載
助産師すずの願い事 第5回「母乳で育てる?妊娠中ケア編」

乳頭・乳房ケアは、妊娠20週頃から始められますが、安静にするよう 指示を受けた妊婦さんは、後期に入ってからでも間に合います。医師 に相談してください。

それでは「レッツ、トライ!」乳輪部は乾燥すると、痒みが増すので 石鹸で洗わないようにします。汚れに関しては、オイルケアしましょう。 おすすめは馬油です。純度100%であることを確認して下さい。1本用意 しておくと、赤ちゃんのスキンケアにも多々使用できる場面が出てきます から損は無いですよ。

ベビーオイルに関して、よく質問を受けますが、何が原料のオイルでしょうか? 私たちはよくネーミングに惑わされます。その内容を吟味すれば、ピュアな 赤ちゃんの肌に使えないことはご理解いただけると思います。乳輪部の マッサージは、乳管部分の詰まりを取り、血液循環を良好にするとこが目的です。 授乳本番の時、乳頭のトラブル回避に役立ちます。

乳房は、日々重量が増したり張ったりと自己主張しています。スポーツ タイプブラでソフトに支え、自宅では四つんばいになり、乳房の基底部 全体に重力がかかる状態でブラブラしましょっ!

楽しい母乳育児に向けて、ホップ、ステップ!

次回予告:母乳で育てる?乳頭のタイプを見極める!

■妊娠、出産についての質問やメルマガの感想をお寄せ下さい。このメールに返信するだけで届きます。
■Q&A編も続けてお読み下さいね。

【Q&A編】無痛分娩について
Q.無痛分娩のメリットとデメリットを教えて下さい
初めての妊娠で不安がいっぱいです。そこで質問なのですが、私は痛いのが大の苦手です。 最近テレビで見たのですが『無痛分娩』というのがあると聞きました。 赤ちゃんにも母親にも負担があまりないとあったのですが、細かい事が分かりませんでした。 無痛分娩のメリットとデメリットを教えて下さい。北部にある個人病院での無痛分娩は 可能なのでしょうか?
A.無痛分娩のメリット、デメリット

無痛分娩は、麻酔を使って陣痛の痛みを緩和する出産方法です。

メリットは痛みが緩和され出産のストレスが少なくなること、通常は赤ちゃんには麻酔薬が ほとんど入らないので赤ちゃんへの影響が少ないこと、母体の回復も早いことなどです。

デメリットとしては赤ちゃんを産み出す力が足りなくなり、難産になる(吸引分娩や帝王 切開になる)可能性が高くなること、麻酔薬(硬膜外麻酔といって背中からチューブを 入れる麻酔法が一般的です)を使うので、その合併症などのリスクが高まること、です。

北部地域の個人病院2ヶ所に問い合わせましたが、どちらも無痛分娩は実施していない とのことでした。中南部では実施している所もあるそうです。

この回答は、北部地区医師会病院婦人科の平岡邦彦先生、運天産婦人科、たまき産婦人科 に問い合わせて編集部がまとめました。