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メールマガジン「やんばる妊婦の広場」情報編
県立北部病院産科再開特集号
平成20年7月7日発行,

本日のメールマガジンは、県立北部病院産科再開についての特集号です。 市町村別の情報はまた日を改めてお届けしますね。

【情報編】
県立北部病院での産科部分的再開について

【Q&A編】
産科が休診にならないよう、私たちにできることってあるの?

☆★☆県立北部病院での産科部分的再開について☆★☆

既に新聞やテレビなどでも報道されているように、 県立北部病院は7月から産科診療を部分的に再開しました。

※※!注意!※※
産科全面再開ではありません。

救急診療、紹介なし、予約なしでの産科診療は原則として行いません。 異常妊娠、合併症妊娠、助産制度の利用など、県立北部病院での診療が必要と産科医が判断した方のみになりますので、必ずしも妊婦さんやご家族の希望通りではない場合があります。

【産科を受診するためには】

県立北部病院の産科を受診するためには、以下の二つを守ってください。

1.他の産婦人科医に、紹介状を書いてもらって初診時に持参すること
2.下記の予約受付時間に電話予約し、来院すること

【例】
妊娠して受診した開業産科医に「ここでは産めない、いずれ中南部の病院に紹介する」といわれた人が、県立北部病院でお産を希望するなら以下のような手順となります。

@開業医に紹介状を書いてもらう。
A下記の予約受付時間に電話し、県立北部病院の受診を予約する。
B紹介状、母子手帳を持ち、予約日時に県立北部病院に行く。

予約受付窓口:県立北部病院 産婦人科外来
予約受付日時:月〜金(祝祭日をのぞく) 午後2時〜4時
電話番号:0980-52-2719(代)「産科受診の予約です」と申し出てください
外来診療日:月・火・水・木
診療受付時間:午前9時〜午前11時

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■Q&A編も続けてお読みくださいね。

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メールマガジン「やんばる妊婦の広場」Q&A編
県立北部産科再開特集号
平成20年7月7日発行,

Q:県立北部病院の産科が再開して安心ですが、また休診になったら、というのが心配です。
また休診にならないよう、私たちにできることってありますか?

A:ありますよ!妊婦さんにできることは幾つもありますが、その中でも特に大切なことを二つ、書きますね。

まず一つ目は妊婦健診を定期的に受けることです。妊婦健診を受けていればもし何かあっても早めに治療することができますし、万が一、急に状態が悪くなったとしても、ずっと妊婦健診を受けていない人とは違って原因も限られるため、治療もしやすいのです。

二つ目は、すべてを産科医に頼るのではなく、妊婦さんとこれから生まれてくる赤ちゃん、つまり「母と子の命」は「みんな」で守る、という気持ちで行動することです。この「みんな」には、助産師や産科看護師、家族や地域の人たち、そして妊婦さん自身も入るでしょう。妊婦さんの立場で医療を安心して受けるためには、医師だけではなくそれ以外の人たちにも協力を求めていくことも、とても大切なのです。

県立北部病院の産婦人科が休診していたのは、三名で診療していた産婦人科医全員が通常のお産だけではなく、救急や緊急手術で24時間365日休む間もなく疲れ果てて退職してしまったからです。今回は更に少ない二人の産婦人科医での産科再開です。もともとは産科医が4名以上になってから産科を再開するはずだったのですが、全国的にも産婦人科医は少なく、特に産科診療をする医師が年々減り続けており4名になるのを待っているといつになるかわからない、少しでも早く地域の妊婦さんたちのためにできることをしたい、と今回の部分的再開となりました。 再び休診にならないよう、あなたにもできることがあります。みんなの力で、地域の医療を守っていきたいですね。