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Q.妊娠中はどんな食事をこころがけたらよいのでしょうか?
A.お母さんの栄養は、赤ちゃんの栄養です。お母さんに好き嫌いがあると赤ちゃんに行き渡らない栄養が出てしまいます。妊娠中は特にたくさんの食品をバランスよくとることが大切です。

○肥満は大敵
甘いもの、油濃いものの摂り過ぎは、体の脂肪を増やして妊娠中毒症、糖尿病の原因となります。

○たんぱく質を十分に
たんぱく質は筋肉、血液、免疫など体を作る大切な栄養素です。

●動物性たんぱく質:肉、卵、魚など。これらは比較的鉄分が取れますが、エネルギーも高め、食べすぎは肥満の原因、一人分以上は食べないようにしましょう。

●植物性たんぱく質:豆、豆製品(豆腐、納豆、おから、あげ)など。脂肪、エネルギーが比較的低く、鉄分やカルシウムが多いので積極的に献立に入れましょう。

○塩分は控えめに
塩分の摂り過ぎはむくみ、高血圧など妊娠中毒症の原因になります。1日8g以下に。この8gとは調味料から摂る8gではなく食品全体に含まれる塩分も含めて「8g」です。

○カルシウム貯金をしっかり
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液の大切な成分です。もちろんお母さんが一生懸命摂ってなければ、赤ちゃんの必要なカルシウムはまかないきれなくなります。精神の安定にも関係しています。

●カルシウムがたくさん含まれる食品:骨ごと食べる魚漬物、乳製品(チーズは控えめに)、大豆食品、海苔、ひじき、青梗菜など。
これらは、ビタミンD(干ししいたけなどキノコ類)と一緒に摂ると効果的です。

○貧血予防のために、鉄分を多く含む食品を!
赤ちゃんはお母さんにとって「鉄泥棒」。日頃から鉄分をたくさんため込んでおく必要があります。鉄分は食品中にわずかしか含まれていないものが多いので注意が必要です。

●鉄分がたくさん含まれる食品:レバー、肉、赤身の魚(かつお、マグロ、さば、いわし、さんま)貝類(あさり、シジミ、赤貝、カキ)大豆製品、ひじき、ほうれん草

○一日のおやつは、200カロリーまで
おやつのエネルギー表示をチェックするクセをつけましょう。一回分の量をよそって食べるようにしましょう。エネルギーの低いおやつを常備しておくと、夜中どうしてもお腹がすいた時に便利です。
●エネルギーの低いおやつ:ゼリー類、かき氷類、果物、焼きせんべい(1枚だけ)
間食を利用して不足がちな栄養素を補給しましょう。あんこを使った和菓子は洋菓子と比べて鉄分が多く摂れます。「ノンフライ」「シュガーレス」「カロリーオフ」などの低エネルギーのものや、「鉄分添加」「カルシウム添加」のおやつを利用してみると効果的です。

*今回は「健康ダイニング万菜(ばんざい)」のパンフレットからの転載でした。万菜は那覇市おもろまちの自然食バイキングレストランです。妊婦さんは20%引きなので(自己申告制)、那覇に行く機会がありましたらどうぞ。
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